バイクライディングを安全に楽しむためには、適切なヘルメットとプロテクターの選択が欠かせません。今回は、初心者からベテランまで役立つ装備の選び方を解説します。
1. ヘルメットの選び方
ヘルメットの種類
- フルフェイスヘルメット:
- 顔全体を覆い、高い安全性を提供。
- 長距離ツーリングや高速走行に最適。
- 例: SHOEI Z-8、Arai RX-7X
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- ジェットヘルメット:
- 視界が広く、風を感じられる。
- 街乗りや低速走行に向いているが、顔の保護は弱め。
- 例: Arai SZ-Ram4、SHOEI J-Cruise II
- オフロードヘルメット:
- 軽量で通気性が高い。
- ダート走行やオフロードアクティビティ向け。
- 例: Arai Tour-Cross 3、FOX V3 RS
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- システムヘルメット(モジュラーヘルメット):
- 顎部分が開閉可能で利便性が高い。
- 街乗りからツーリングまで幅広く対応。
- 例: SHOEI Neotec II、AGV Sportmodular
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サイズとフィット感
- 正しいサイズの測り方:
- 頭囲を測定し、メーカーのサイズチャートを確認。
- フィットテスト:
- ヘルメットを被り、頬にしっかりフィットするか確認。
- 前後左右に動かしてずれないかチェック。
安全基準
- 規格の確認:
- SG、JIS、ECE、SNELLなどの安全規格に適合しているか確認。
- 素材:
- 軽量で強度の高いFRPやカーボン素材が理想的。
付加機能
- バイザーの種類:
- スモーク、ミラー、クリアなど、用途に応じて選択可能。
- 通気性:
- ベンチレーションが充実したモデルは快適性が高い。
- 脱着システム:
- 緊急時に素早く外せる「クイックリリース」機能があると安心。
2. プロテクターの選び方
プロテクターの種類
- 胸部プロテクター:
- 万が一の際に胸骨や内臓を保護。
- ジャケット内蔵型と外付け型がある。
- 例: KOMINE SK-689、Dainese Pro-Armor Chest
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- 背中プロテクター:
- 背骨を守るための重要な装備。
- ジャケットに取り付けられるソフトタイプと、外付けのハードタイプが選べる。
- 例: Alpinestars Nucleon KR-2、RSタイチ TRV044
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- 肘・膝プロテクター:
- 転倒時に骨折を防ぐ。
- 着脱可能なタイプはツーリング中に便利。
- 例: KOMINE SK-608 Knee Guard
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- ヒッププロテクター:
- 尻部を守るためのクッション付き装備。
- パンツ内蔵型が一般的。
- 例: Dainese Pro Shape Hip
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材質と快適性
- 素材の選び方:
- 軽量で衝撃吸収性の高いEVAフォームやD3O素材が理想。
- フィット感:
- 動きやすさを重視し、体にしっかりフィットするものを選ぶ。
安全規格
- 規格の確認:
- CE規格(ヨーロッパ基準)やJIS規格に適合しているか確認。
気候に合わせた選び方
- 通気性:
- 夏場は通気性の良いメッシュ素材がおすすめ。
- 防寒性:
- 冬用には防風性や保温性の高い装備を選ぶ。
3. 装備のメンテナンス
ヘルメット
- 清掃方法:
- 外装は中性洗剤で洗い、柔らかい布で拭く。
- 内装は取り外して洗えるタイプを選ぶと便利。
- 交換時期:
- 3〜5年を目安に交換。
- 衝撃を受けた場合は早めの交換が必要。
プロテクター
- 清掃方法:
- 軽く湿らせた布で拭き取り、風通しの良い場所で乾燥。
- 劣化の確認:
- ヒビや割れが生じた場合は速やかに交換。
まとめ
ヘルメットやプロテクターは、バイクライディングの安全性を確保するための必須アイテムです。ネットで買うのは便利ですが、バイク用品販売店に足を運び実際にサイズを合わせるのがおすすめです。自身のライディングスタイルや体型に合った装備を選び、適切なメンテナンスを行うことで、より安全で快適なバイクライフを楽しみましょう!
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